コウヤマノート

解散風

2017年9月21日

台風18号の接近により風が少し強まってきた頃から、永田町では急速に“解散風"が吹いてきた。

今月28日の臨時国会冒頭解散、来月10日公示、22日には投票という日程が既に決定事項のように報じられている。

その少し前に「近々解散はあると思いますか?」と問われた際、北朝鮮情勢の緊張感が高まったことを理由に「今は出来ないと思います」と答えたばかりであり私にとっては意外であった。

"解散は総理の専権事項"と言われる一方で、「大義がない」との批判の声も強まっている。専権事項には私も疑問があるが、郵政解散を含めてこれまで大義のある解散がなされてきたとは思えない。大義の有無については、ひとまず総理の帰国後の発言に注目したい。

私がこのタイミングの解散総選挙に疑問なのは、北朝鮮情勢だけでなく、現時点では具体的な政策論争になり得ないのではと思うから。

新党はまだ準備段階に入ったばかりであり、野党第1党の民進党は新体制が船出したばかり、与党の自民党も五月雨式に報じられる消費税引き上げ分の使途変更や憲法への自衛隊明記等は、党内の議論不足も感じられる。一言で言えばどこも準備不足。

そんな状況では、国民の関心も高まらずに投票率が低迷するか、再びイメージ選挙が展開され、選挙結果が出た後に「こんなはずではなかった」と嘆く国民の様子も想像され、また同じことが繰り返されるのではと懸念する。

ど素人との指摘を受けそうだが、「今から半年後に解散します」と宣言し、それぞれの政党や候補者がじっくりと準備に入り、国民がその状況を見て確信を持って貴重な一票を投じる、そんな衆議院議員選挙であればと思う。もちろん、これまで一度しかないそうだが、任期満了でもいい。

国民が真剣に考えて一票を投じる、そんな環境を整えることは、政治家及び政治を志す人の使命ではないだろうか。

帰国後の総理の発言に一縷の望みを託したいと思うが、やっぱり既定路線通りなのだろう。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170918/k10011145941000.html
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