100年先に想いを馳せて
2010年3月6日
水源かん養林(100年の森)の合同植樹が、小雨の降る中、南阿蘇村の原野で行われた。昨年の11月に県庁で、大津町、西原村、そして南阿蘇村と私たち熊本市の4市町村が、森林整備協定の締結を行った。これまでも既に6町2村で約668haの森づくりに取り組んでいるが、今回は新たに5年間かけて、約100haの原野に広葉樹を植樹しようとするもの。そして分収造林契約として、100年かけて森づくりに取り組むことになる。
今日はあいにくの雨の中にも関わらず、町村長を始め4市町村から300名を越える皆さんに参加していただいた。企業や団体から、ボランティアとして応募してくれた皆さん、そして家族連れも多く見受けられた。先日の募金活動でも協力してくれた「緑の少年団」の小学生たちも元気に参加してくれていた。
ヤマザクラやヤマモミジ、ケヤキ等3000本の苗木が用意されていた。今日の植樹のために原野はきれいに伐採され、植樹の目印となる竹の支柱が等間隔で立ち並んでいた。準備が大変だったと思う。植樹は一人当たり10本の計算であり、簡単に考えていたが、地面には太い根がびっしりと張り詰めていて、30センチ程度の深さに穴を掘る作業がとても大変だった。それでも皆さんが100年先のことに想いを馳せながら懸命に作業してくれたおかげで、予定時間を少しオーバーしたが何とか無事に終えることが出来た。途中で雨は上がったが、私も全身が汗でびっしょりになっていた。
スタートしたころには霧が辺り一面を覆い尽くしていたが、終わるころには雨が上がり、霧も晴れ、阿蘇の素晴らしい景色を眺めることができた。終了後は参加してくれた皆さんとの会話や記念撮影を楽しんだが、その中には「水が良いので県外から熊本に移り住むことにした」と話してくれた人もいた。とても嬉しかった。
今を生きる私たちの責任として、清れつな地下水を100年先まで引き継いでいきたい。100年の間には何度か世代間のバトンパスが必要となるが、まずはそのバトンを受けてくれる若い人たちが大勢参加してくれていたことも嬉しかった。久しぶりにとても気持ちの良い汗を流す事が出来た。




